展示会が終わったあと、ブース装飾に使ったパネル、木材、発泡ボード、カーペット、両面テープなどが大量のごみになってしまった経験はありませんか。
一度の展示会のために製作した装飾を毎回処分していると、廃棄物が増えるだけでなく、分別、搬出、処理手配にも時間と費用がかかります。次回の展示会では、同じような部材をもう一度製作しなければなりません。
そこで注目したいのが、組み立てと分解を繰り返せるリユース型の展示会アイテムです。誉展示会のSEGOライトボックスや組立式ディスプレイは、会場で大がかりな切断・接着・塗装を行わず、あらかじめ用意した部材を組み合わせて設営できます。
展示会終了後も壊して捨てるのではなく、分解して保管し、次回の展示会で再び使用できます。訴求内容が変わったときは、対応商品であれば本体を残し、グラフィック部分だけを交換する運用も可能です。
この記事では、展示会でごみが発生しやすい理由から、リユース型アイテムによって廃棄物を減らしやすくなる仕組み、繰り返し使うための保管・管理方法まで分かりやすくご紹介します。
「ごみを出さない」について
組立式アイテムは、会場での切り屑や大型端材を出しにくくするものです。ただし、梱包材、消耗品、破損した部品などが発生する可能性はあるため、完全な廃棄物ゼロを保証するものではありません。この記事では、使い捨てを減らし、展示会全体の廃棄物を抑える考え方として解説します。
1. 展示会でごみが出やすいのはなぜ?

従来型の展示会ブースでは、会場の寸法に合わせて木材やボードを加工し、壁面や展示台を製作することがあります。自由度が高い一方で、一度組み立てたものをそのまま持ち帰りにくく、撤去時に解体・廃棄されるケースもあります。
会場での加工によって端材や切り屑が発生する
木材、発泡ボード、シート、カーペットなどを現場で切断すると、余った材料や細かな切り屑が発生します。貼り付けに使用した両面テープ、養生材、保護フィルムなども、撤去後は再利用しにくい場合があります。
展示会ごとにデザインや寸法を作り直している
イベントごとにブースの寸法や訴求内容が変わると、前回使用した装飾を流用できず、新しく製作することがあります。前回の本体を保管せずに処分している場合、毎回「製作・使用・廃棄」を繰り返すことになります。
撤去時間が短く、再利用の判断が後回しになりやすい
展示会の撤去は限られた時間内に行われます。どの部材を持ち帰るか、どのように分解するか、どこへ保管するかが事前に決まっていないと、再利用できる部材まで処分対象になりやすくなります。
ごみを減らすためには、撤去時だけでなく、展示アイテムを選ぶ段階から「分解できるか」「保管できるか」「次回も使えるか」を考えることが重要です。
2. 組立式アイテムなら設営後の端材を抑えやすい
誉展示会の組立式アイテムは、あらかじめ加工されたフレーム、コネクター、フット、スクリーンなどを組み合わせて設営します。対応商品では、会場で材料を切断したり、接着剤を使って壁面を作ったりする工程を減らせます。
設営は「製作」ではなく「組み立て」
現場で一から壁を作るのではなく、決められた部材を順番に接続します。そのため、切断後の余りや大型の端材が発生しにくく、設営完了後の作業スペースも整理しやすくなります。
撤去は「解体」ではなく「分解」
展示会終了後は、本体を壊して廃棄するのではなく、組み立てと逆の手順で分解します。フレームやフット、コネクターなどをまとめて持ち帰れば、次の展示会でも同じ本体を使用できます。
専用バッグにまとめられる商品は保管しやすい
専用バッグが付属する商品では、分解したパーツをまとめて運搬・保管できます。パーツがばらばらになりにくく、次回の設営時にも必要な部材を確認しやすくなります。

3. 本体を再利用し、グラフィックだけ交換できる
展示会ごとに訴求する商品やキャンペーンが変わっても、展示アイテムの本体まで毎回交換する必要はありません。交換可能な仕様の商品では、フレームやLED、フットなどを再利用し、印刷されたグラフィックだけを新しくできます。
SEGOライトボックスはスクリーンを差し替えやすい
SEGOライトボックスでは、ファブリックスクリーンの周囲に付いたシリコン部分をフレームの溝へ差し込んで表示面を取り付けます。スクリーンを取り外せるため、次回の出展内容に合わせて新しい印刷面へ交換しやすい構造です。
同じ本体で異なるブランド表現に対応できる
会社案内の展示会では企業ロゴを中心に、新商品の発表会では商品写真を大きく見せるなど、同じ本体でもグラフィックを変えることで異なる展示内容に対応できます。
グラフィックの色や写真を変えれば、同じフレーム構成でもブース全体の印象を大きく変えられます。
長く使える共通デザインを用意する方法もある
展示会名や開催日を大きく入れると、そのイベントが終わった後に使いにくくなる場合があります。企業ロゴ、ブランドカラー、普遍的なキャッチコピーなどを中心にしたデザインなら、複数の展示会で継続して使用しやすくなります。
開催日や会場名など、毎回変わる情報は別の小型POPやモニターで表示すると、メインスクリーンの使用期間を延ばしやすくなります。

4. ごみ削減だけではない4つのメリット
リユース型の展示アイテムを使うメリットは、廃棄物を減らしやすいことだけではありません。設営・撤去、費用管理、ブランド表現にも良い効果が期待できます。
メリット1:撤去時の分別・搬出作業を抑えやすい
使い終わった装飾を大量に廃棄する場合、素材ごとの分別、廃棄場所への搬出、処理業者との調整が必要になります。
再利用する部材を持ち帰る運用にすると、廃棄対象を減らしやすくなり、撤去時の判断もシンプルになります。
メリット2:次回の準備を進めやすい
本体を保管しておけば、次回はブース全体を一から選び直すのではなく、「今回どのグラフィックを使うか」「どのパーツを追加するか」を中心に検討できます。
社内に設営手順が蓄積されるため、繰り返し使用するほど準備の流れを標準化しやすくなります。
メリット3:複数の展示会でブランドイメージを統一できる
同じフレーム構成、カウンター、ブランドカラーを継続して使用すると、異なる会場でも一貫した企業イメージを表現できます。
グラフィックを部分的に変更しても、ブースの基本構成をそろえることで、来場者に同じブランドとして認識してもらいやすくなります。
メリット4:出展を重ねたときの費用を計画しやすい
初回は本体とグラフィックを用意し、2回目以降は必要に応じて印刷面や一部パーツだけを更新するという運用ができます。
毎回ブース一式を新しく製作する場合と比べて、次回以降に何を追加・交換するかが分かりやすくなり、継続出展の予算を立てやすくなります。
| 比較項目 | 現場製作・使い捨て中心 | 組立式・リユース中心 |
|---|---|---|
| 設営方法 | 切断、接着、加工を伴う場合がある | 加工済み部材を接続して組み立てる |
| 撤去方法 | 解体して廃棄する部材が出やすい | 分解して持ち帰り、再利用しやすい |
| デザイン変更 | 本体を含めて作り直す場合がある | 対応商品ではグラフィックのみ交換可能 |
| 保管 | 完成した大型造作は保管しにくい | 分解して部品単位で収納しやすい |
| 次回出展 | 再度製作する範囲が大きくなりやすい | 既存部材を確認し、必要部分だけ更新しやすい |
5. リユースに向く誉展示会アイテム
展示アイテムを選ぶときは、見た目やサイズだけでなく、本体と表示面を分けて管理できるか、分解して持ち帰れるか、交換部品が用意されているかを確認しましょう。
SEGOライトボックス
アルミフレーム、LED、フットなどで構成される内照式ディスプレイです。分解・再組み立てができ、対応するファブリックスクリーンを交換することで、異なる展示内容に活用できます。
大型のバックパネルとしてだけでなく、カウンター、コーナー、ブリッジなどを組み合わせることで、ブース全体へ展開できます。
ファブリックバックパネル
布製グラフィックをフレームへ取り付けるタイプは、硬質パネルに比べて印刷面をまとめやすく、交換用グラフィックの保管スペースも抑えやすいのが特徴です。
企業ロゴを中心にした共通スクリーンと、キャンペーンごとの交換用スクリーンを用意しておくと、用途に合わせて使い分けられます。
組立式カウンター
受付、商談、資料配布などに使うカウンターも、分解・収納できるタイプを選ぶと複数回のイベントで活用しやすくなります。
ライトボックスと同じグラフィックを使用すれば、ブースの入口から壁面まで統一した印象を作れます。
バナースタンドやカタログスタンド
ロールアップバナーや折りたたみ式カタログスタンドも、適切に保管すれば次回の展示会で再利用できます。案内表示、商品紹介、資料配布など、それぞれの役割を決めて組み合わせると、ブース全体を効率よく構成できます。

6. 何度も使うための保管・運用ポイント
リユース可能な商品でも、撤去後の扱い方が適切でなければ、部品の紛失や破損によって次回使用できなくなる場合があります。購入時から保管・管理方法を決めておくことが大切です。
部品名と使用位置を記録する
上部、下部、左右、フット、コネクター、電源コードなど、部品ごとにラベルを付けます。完成時の写真と部品一覧を一緒に保存しておくと、次回の組み立て時に確認しやすくなります。
撤去後に汚れや破損を確認する
収納する前に、フレームの変形、コネクターの緩み、電源コードの傷、スクリーンの汚れなどを確認します。次回の展示会直前ではなく、撤去後に点検しておくことで、必要な交換部品を早めに準備できます。
スクリーンと本体を同じ管理番号で保管する
複数サイズのライトボックスを所有している場合、スクリーンを取り違えることがあります。本体、フット、電源、グラフィックへ同じ管理番号を付けると、組み合わせを判別しやすくなります。
次回の使用予定を記録する
保管場所だけでなく、次にどの展示会で使うか、どのグラフィックを使用するか、追加部品が必要かを一覧化します。社内で共有しておけば、同じアイテムを重複して購入することも防ぎやすくなります。
初回からリユースを想定してデザインする
長期的に使う企業ロゴやブランドメッセージと、短期間だけ使う日付・会場名・キャンペーン情報を分けて設計します。
変動する情報をモニター、小型POP、差し替え可能なパネルへ分ければ、大型グラフィックを作り直す頻度を抑えられます。

まとめ|使い捨てから、繰り返し使う展示会へ

展示会のごみを減らすためには、撤去時の分別だけでなく、最初から再利用できる展示アイテムを選ぶことが重要です。
組立式のフレームや交換可能なファブリックスクリーンを活用すれば、会場での切断・接着作業を減らし、設営後に大きな端材を残しにくくできます。展示会終了後は分解して持ち帰り、次回も同じ本体を使用できます。
訴求内容が変わった場合も、対応商品であればグラフィックだけを更新できます。本体を繰り返し活用することで、廃棄物だけでなく、次回の準備、撤去作業、継続出展時の負担も抑えやすくなります。
「今回だけ使えればよい」ではなく、「次回はどの部分を再利用できるか」という視点で展示ブースを計画することが、ごみを減らしながら継続的なブランド発信を行う第一歩です。





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