初めて展示会へ出展するとき、「何を用意すればよいのか」「どの商品から選べばよいのか」と迷う方は少なくありません。

展示会アイテムには、バックパネル、ライトボックス、カウンター、バナースタンド、商品展示台、カタログスタンドなど、さまざまな種類があります。

しかし、すべての商品をそろえる必要はありません。出展の目的、ブースの広さ、展示する商品、来場者に取ってほしい行動を整理すると、自社に必要なアイテムを選びやすくなります。

この記事では、初めて展示会を準備する方に向けて、必要な展示会アイテムとそろえる順番を分かりやすく解説します。

最初に考える3つのこと
①誰に見てもらいたいか
②何を一番伝えたいか
③来場者に何をしてほしいか

1. まずは展示会の目的から必要なアイテムを決める

展示会アイテムを選ぶ前に、出展の目的を明確にしましょう。目的が決まると、必要な商品と優先順位が見えやすくなります。

企業やブランドを知ってもらいたい場合

企業名やブランドイメージを広く知ってもらいたい場合は、離れた位置からでも認識しやすい大型のバックパネルやライトボックスが中心になります。

企業ロゴ、ブランドカラー、短いキャッチコピーを大きく表示し、ブースの前を通る人に「何の会社なのか」を伝えます。

商品を見てもらいたい場合

実物の商品を展示する場合は、商品展示台、棚、ショーケースなどを用意します。

商品の高さや大きさに合わせて什器を選び、来場者が正面から見やすく、手に取りやすい位置へ配置しましょう。

商談や問い合わせにつなげたい場合

商談や名刺交換を目的とする場合は、受付カウンター、テーブル、椅子、カタログスタンドなどが必要です。

来場者がスタッフへ声をかけやすく、資料を受け取りやすい入口をつくることがポイントです。

モバイルアプリ展示ブースの構成や配色を担当者と相談する様子|誉展示会

2. ブースの主役になる背景アイテムを最初に選ぶ

目的が決まったら、最初にブースの背景となる大型アイテムを選びます。

背景アイテムはブースの中で最も大きな面積を占めるため、全体の印象を左右します。

明るく目立たせたいならセゴライトボックス

セゴライトボックスは、内部の光でファブリックスクリーンを明るく見せる展示アイテムです。

商品写真、企業ロゴ、ブランドカラーなどを大きく表示でき、展示会場の中で存在感のある背景をつくれます。

軽量で持ち運びやすいファブリックバックパネル

ファブリックバックパネルは、アルミフレームへ布製スクリーンを取り付けて使用します。

大きな表示面をつくりながら、分解して持ち運びやすい点が特徴です。スポットライトを追加すれば、印刷面をより明るく見せられます。

背景には情報を詰め込みすぎない

大きな表示面があると、商品説明や会社情報を多く載せたくなります。しかし、情報量が多すぎると、遠くから見たときに内容が伝わりにくくなります。

背景には、企業名、商品名、メインビジュアル、短いキャッチコピーを中心に配置しましょう。細かな説明は、カタログやモニターへ分ける方法が効果的です。

大型セゴライトボックスを背景に設置したモバイルアプリ展示ブース|誉展示会

3. 来場者を迎える受付・案内アイテムをそろえる

背景アイテムの次に、ブースの入口や手前に置く受付・案内アイテムを選びます。

受付カウンター

受付カウンターは、来場者への案内、名刺交換、カタログ配布などに使用します。

背景パネルと同じロゴや色を使うと、ブース全体に統一感が生まれます。天板には、カタログ、名刺受け、タブレットなどを置けます。

バナースタンド

バナースタンドは、商品案内、キャンペーン情報、ブースへの誘導などに使用できる縦長の表示アイテムです。

大型バックパネルに載せきれない情報を補足する役割として使うと、表示内容を整理しやすくなります。

カタログスタンド

カタログスタンドを使用すると、複数種類の資料を見やすく整理できます。

来場者が自由に資料を取れる位置に設置し、通路や入口をふさがないように配置しましょう。

4. 商品展示・説明に必要なアイテムを追加する

受付と案内アイテムが決まったら、展示内容に合わせて商品展示台や説明用アイテムを追加します。

商品展示台・ディスプレイテーブル

商品展示台は、商品を見やすい高さへ持ち上げるために使用します。

複数の商品を並べる場合は、高さの違う展示台を組み合わせると、売場に奥行きが生まれます。

ショーケース

精密機器、アクセサリー、模型など、触れずに見せたい商品にはショーケースが適しています。

照明付きの商品を選ぶと、細かな形状や素材感を見せやすくなります。

モニタースタンド

動画、製品紹介、施工事例などを見せたい場合は、モニタースタンドを追加します。

音声を使用する場合は周囲のブースへの配慮が必要です。字幕付きの動画を用意すると、音を出せない会場でも内容を伝えられます。

床装飾

床の色やデザインをブース全体とそろえると、限られた小間の範囲を一つの空間として見せられます。

床装飾を選ぶ際は、会場規定、段差、設営方法、撤去方法も確認しましょう。

セゴライトボックスに受付カウンター・モニター・縦型パネルを追加した展示ブース|誉展示会

5. サイズ・動線・設営方法を確認する

気に入った商品を見つけても、ブースの寸法や会場条件に合わなければ設置できない場合があります。

小間寸法と高さ制限を確認する

ブースの幅、奥行き、高さを確認し、商品本体だけでなくフットや取付部品を含めた寸法で検討します。

大型パネルを複数並べる場合は、接続部や電源コードのスペースも必要です。

人が通れる動線を残す

展示アイテムを多く置きすぎると、ブース内が狭くなり、来場者が入りにくくなります。

入口、受付、商品展示、商談スペースの順に、来場者が自然に移動できる配置を考えましょう。

電源の位置を確認する

ライトボックス、モニター、照明などを使用する場合は、必要な電源数と位置を確認します。

電源コードが通路へ出ないよう、パネルやカウンターの裏側へまとめられる配置を検討してください。

設営人数と持ち運び方法を確認する

少人数で設営する場合は、工具不要で組み立てられる商品や、専用バッグへ収納できる商品が便利です。

大型商品は無理に一人で設営せず、商品サイズに応じた人数を確保しましょう。

確認項目 確認する内容
ブース寸法 幅、奥行き、高さ制限、入口の位置
来場者の動線 入口、受付、商品展示、商談場所の順番
電源 コンセント数、位置、必要な電力、配線方法
設営 必要人数、工具、搬入サイズ、収納方法

6. 迷ったときは基本セットからそろえる

何を選べばよいか迷った場合は、最初から多くの商品をそろえず、ブースに必要な基本セットから検討しましょう。

シンプルな基本セット

  • 背景用のバックパネルまたはセゴライトボックス
  • 受付用カウンター
  • 資料を置くカタログスタンド

この3点があれば、企業名を見せる背景、来場者を迎える受付、資料を配布する場所をつくれます。

商品展示を行う場合の追加セット

  • 商品展示台またはディスプレイテーブル
  • 商品説明用のバナースタンド
  • 必要に応じてモニタースタンド

統一感を出すポイント

背景、カウンター、バナーへ同じロゴ、色、書体を使用すると、商品数が少なくてもまとまりのあるブースになります。

展示アイテムを別々に考えるのではなく、ブース全体を一つのデザインとして考えることが大切です。

大型セゴライトボックスと商談スペースを統一デザインでそろえた完成ブース|誉展示会

まとめ|目的に必要なアイテムから順番にそろえる

展示会アイテムをそろえる際は、最初に出展目的と来場者に伝えたい内容を決めましょう。

その後、ブースの主役となる背景、受付カウンター、案内表示、商品展示台の順に選ぶと、必要なものを整理しやすくなります。

多くの商品を置くことよりも、それぞれのアイテムに役割を持たせ、来場者が見やすく移動しやすいブースをつくることが重要です。

商品選びに迷う場合は、小間寸法、展示内容、希望する完成イメージを整理し、必要なアイテムから相談してみましょう。

動画でセゴライトボックスを確認